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催眠療法とは何か?
催眠療法とは普段活動するときに表に出ている意識を休ませて、無意識と接触する技法です。催眠療法は心、また心が原因となっている体の不調を癒すために使われます。催眠療法はヒプノセラピーとも呼ばれる心理療法です。
なぜ、無意識が心や体の不調の原因となるのかはおいおい触れていきますが、催眠療法は催眠術のような人を操るためのものではありません。感情やストレスなど意識の底に閉じ込められたものを自覚し、解放する事が出来ます。
催眠療法は心療内科など病院や心理セラピストによって行われるものです。
催眠療法でどんな事ができるか、まず見ていきましょう。ダイエットや禁煙を催眠療法で取り扱う場合も増えてきました。こういった軽い生活習慣を直すのに催眠療法が取り入れられるのは催眠療法が普及してきた証でしょうか?
また、あがり症やパニック障害、うつ病など心の病気の治療も催眠療法士などセラピストが活躍します。
また、心身に不安がなくても仕事や生活にハリがないという場合も自己実現のために催眠療法を受ける人が増えています。
催眠療法は自分で出来る自己催眠(自律訓練法、自己暗示など)から、他人の誘導で行う催眠まで、ありますが、深くリラックスし自分の心の内側に目を向けていきます。
他人の誘導に従う場合は信頼できる相手でないと催眠誘導に身をゆだねる事は出来ないといわれています。催眠術のイメージから催眠とは人を操る事というイメージが強いですよね。次に催眠療法と催眠術の違いを見ていきます。
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催眠療法と催眠術
催眠術と催眠療法の違いですが、催眠術をテレビで見ると人が簡単に操られているのを見て怖くなったりしませんか?
しかし、催眠術であれだけ効果を出すには種があるのです。まず、選ばれるのは暗示にかかりやすい人。そして、仕事が欲しい人です。
前者は暗示にもともとかかりやすい上にテレビの収録前に入念に予備催眠を施されます。ですから、瞬間的に催眠術にかかりやすくなっているのです。
そして、後者ですが催眠術にかかるのも仕事のうちでありますから、必然的に自分から催眠にかかりやすい状態になっているのです。
すべての暗示は自己暗示であるという言葉がありますが、自分で受け入れることが暗示、催眠にかかりやすくなる条件などです。
潜在意識の働きは自己防衛的に働くので、自分の危害になる事は受け入れられないと言います。
ただ、人間のこころは複雑なもの。催眠術を口実に普段の抑圧、ストレスを晴らすという人もいるようですね。普段、恥ずかしくて出来ない事でも催眠術のせいにすれば・・・。というわけで未熟な催眠術が効果を発揮する事もあります。
さて、他人の暗示に従うのが催眠術と言っていいかと思います。しかし、私たちは生まれたときから催眠術にかかっていることに中々気付きません。
親にいわれた言葉、一般的な常識、学校で教えられた事、無条件で信じてませんか?
知識だけではなく、辛い経験、過去のトラウマ、我慢してきた感情があなたを縛っているのです。これは催眠術を掛けられているのと同じですよね?
催眠療法の意義
さて、私たちが生まれてからの記憶は潜在意識、無意識にすべて蓄えられています。
また、潜在意識は感覚から入ってくる情報を顕在意識以上にキャッチしているといわれます。
普段、意識といえば顕在意識の事ですが、自覚している記憶や情報、感情はほんのわずかなものなのです。
逆に意識できずにいる潜在意識は、知らず知らずのうちに私たちの言動や人生に影響を与えてきます。催眠術は潜在意識に暗示を与えるわけですが、今までの人生で蓄積されてきた潜在意識の影響は馬鹿になりません。
親に怒られた経験、友達に裏切られた経験、事故やケガをしたときの経験、など過去に受けた心の傷があなたの行動や心理状態に影響を与えるのです。
勿論、こういった経験をいいほうに活かす事は出来ますが、心の傷やトラウマが行動や考え方を束縛してしまう事が多いですね。
さらに、悪くなると体にも影響が出てきます。心と体は結びついているのです。
潜在意識の影響はこういったところですが、この潜在意識の影響の困ったところは自覚できないという事です。忘れてしまった記憶が今の人生、健康、人間関係に影響を与えている事には普通きずきませんよね?
ですから、潜在意識とコンタクトをとる手段の一つとして催眠療法があるのです。催眠療法の中でも退行催眠という技法は過去の自分へと意識を戻していく事で、心の問題に気付かせてくれます。
潜在意識の声を読み取る方法は夢診断もあります。夢は顕在意識が休んでいるときにあらわれてくる潜在意識の声です。夢を覚えておいて夢を読みとくのも潜在意識の問題を解く一つの方法です。
催眠療法の意義2
さて、催眠療法で自分の心と向き合い、過去、現在のこころの問題を発見したら、その問題を解決する事も催眠療法の意義です。
潜在意識に刷り込まれたパターンは現在の行動や感情に影響を与えていますが、自動的な反応となっていて、習慣を変えにくいのもこのためです。
あなたの歩き方、食事の取り方、仕草、自然に意識せずに行っていると思います。潜在意識は決まりきった動作を自動的に行動してくれるという便利な面もあるのですが、これを書き換えるのは結構大変です。
行動的なプログラムだけでなく、感情面も潜在意識のよってプログラムされています。むかし、犬に噛まれた経験があれば犬を見ただけで恐怖の感情が甦るかもしれません。
なぜ、こんな反応が起こるのか?生命の危険を守るため以前直面した危険や嫌な思いには自動的な拒否反応が起こり、いち早く対応できるためといわれます。
また、瞬間瞬間に取れる行動は無限にあるわけですが(くだらない行動、無意味な行動も含めて)、それをいちいち一つずつチェックするのではなく、以前のトラウマは自動的に省いて選択肢を絞る働きも潜在意識はしてくれているのです。
でも、子供のころと大人になってからでは状況が違いますよね。
むかし、痛い目を見ても今なら挑戦すればうまく行く、そんな事でも自然に避けてしまうように人間はプログラムされているのです。
このプログラムを書き換えるのも催眠療法の可能性です。
では、次に潜在意識のことをもう少し見ていきましょう。